緊急事態

夕方、母から一通のメールが届きました。


「お父さんが目の手術をするということでさっき入院しました。手術はこれからです」


・・・は?
目の調子悪いなんて言ってたっけ? そんな事、聞いた記憶無いんだけど…
さすがにこれだけの文面じゃ状況も何も分からない。
とりあえず「俺も行った方が良いのか?」と即返信。
返ってきたメールは「すぐは必要ない。術後に病院には来てほしい」との事。
普通に仕事中だったんで、部長に話をし残業そこそこで退社。
俺の会社と病院は車で5分の距離。
病院に到着すると、ちょうど手術を終えて父が病室に戻ったところだった。
父に話を聞くと、数日前から飛蚊症はあったらしく昼休みに眼科に行こうと思ってたらしい。
ところが、昼頃になって視界の下半分が霞んできた、と。
んで診断受けたら「網膜剥離」って事で、急遽手術になったようだ。
幸い、手術は何の問題もなく経過は至って安心とのこと。
んでもやっぱ気になるのは先のこと。担当医に詳しい話を聞いてみた。
受けた説明は・・・


網膜剥離の手術は問題なし。視力もほぼ元通りになるのではないか?
ただ、白内障の合併を防ぐために水晶体を人工のものに入れ替えてある。
その関係でガスを充填してる(この辺がよくわからんがそういう事らしい)
それが抜けきるのと、水晶体やら網膜やらが安定するのに2週間かかる。
その間は、基本的にうつ伏せでいるか、起きあがっても下を向いているように。


だ、そうだ。特に生命に問題があるような事はないって事で、安心した。
だが、2週間は入院になった。
その間、基本うつ伏せとか制限は入る。それなりに世話もしなくちゃならないだろう。
我が家は5人家族。両親と弟二人(ひとりは名古屋で生活中)って構成。
全員が全員、普通に就職して働いてる。
ぶっちゃけ、暇な人間はいない。でも誰かがそれなりの世話はしなくちゃならない。
病院には都合の付く時は極力行ってあげようと思う。
俺は上にも書いたように病院には近い所に勤めてるし、何より昼間は営業で外に出てる。
面会時間内に時間を取って病院に顔を出すことは難しい事じゃない。


なんだろね?病院のベッドの上って弱って見えるよね。
実際、術後で弱ってたのかもしれないけど、親父が一回り小さく見えた。
まだまだ元気だと思ってはいたけど、親父ももう70目前。
親孝行ってほどの事はできていないのかもしれないが、親不孝って事もないと思う。
でも、こんな時は親父も心細いだろう。
出来る限り支えてあげられたらいいな、と思う。


とりあえず、だ。
今は順調な回復を祈ろう。頼むから日常生活に支障のない所まで無事に回復してほしい。
しばらくチケ運とかちゃみ採用とかどーでもいいから、無事に回復することだけを祈ります。
親父、がんがれ!